魚粉堆肥を作る。味彩あらいからでたアラ(写真はヒラメ・シマアジ・サワラ)を野菜くずと一緒に籾殻サンドイッチで発酵させる。籾殻とは脱穀してお米にする際の米の殻である。
発酵温度は80°C以上と高く、骨までボロボロになる。植え付け時に土と混ぜたり覆土に使う。
籾殻や稲わらには優良菌とくに納豆菌が多く含まれる。その昔、戦国時代日本では各地で合戦が起こっていた。出兵した兵士に食料を運ぶ役割は大事な任務で、おにぎりの他、蒸した大豆を稲わらで巻いて戦地に運んでいた。
ある日、運搬役が戦地へ運ぶのが数日遅れた。兵士は腹を空かせて怒っている。これは打ち首になっても仕方がない。ならば、この腐った大豆を食って食中毒で死んで罪を償おうと、臭い豆を食って自殺を図った。
恐る恐るひと口食べた。ん~?。ふた口食べた。ん~?。旨いじゃないかと全部食った。腹いっぱい食ったが全然死なない。あ~旨かった。運び屋は死なずに生きていた。
これが納豆作りの始まりである。本当に。ひとは納豆旨いというが俺は納豆は苦手だ。